・長さも大事だけど、ペダルの幅も大事。
人間の身体はガニ股で力強くペダルをこげる様にできてないので、左右のペダルの幅が広すぎるとパフォーマンスは大きく下がります。
こちらのクランク、フリーギアを取り付けてシャフト長115ｍｍ〜、固定のコグを取り付けてシャフト長さ110mm~のB.B.を使用可能です。

シャフト長さ110mmだって、子供たちからすればかなりペダル幅が広めではあるけど、可能な限り短めのシャフトを使用する事で乗りやすさ⇒上達のスピードが違ってきます。

試しにファットバイクでトライアルしてみたらよくわかります。強くペダリングできないから。


・続いてクランク長のお話。
例えば、身長130cmの子供が160mmのクランクを使うと…、身長170cmの大人が210mmのクランクをこいでる位の比率になります。重心である腰の位置が上下してしまうので、この長さでペダルをスムーズにクルクルこぐなんて不可能に近いと思ってます。

クランクが長いとメリットもあって、例えばペダルを障害物に着いたりするには都合が良いし、バイクの取り回しが軽くなって、単純に『乗りやすい』と感じてしまいます。 でも、クルクルと勢い良くペダリングするとか、オットピやダニエルなんかの瞬間的なペダリングや、ちょっと後輪を左右に振る動きのひとつひとつで、やっぱり適正な長さのクランクは必要最低条件だと思うのです。
足の長さはひとりひとり異なるけれど、（身長÷10）mmからマイナス0〜10mmが適正と考えてます。

・本当は5mm刻みのサイズで作りたいけれど…あまりたくさんクランクを作ると倉庫の床が抜けそうで不安。それでも子供達に楽しく乗って欲しいということで110mm/125mmを用意しています。

子供さん向けの完成車はいくつかのメーカーからプロデュースされてるけど、適正な長さのクランクアームが取り付けられてるケースはほとんどありません。
軽量化とかチューンアップの前に、まずは正しいポジショニング。適正なハンドル位置とクランク長で乗る事で、上達も格段に早くなりますよ。