オフロード向けの一輪車の世界に数々の革命を起こしてきた、【Kris Holm】の29インチモデル。
27.5インチのモデルと同様、極太タイヤを装着する事で絶大なインパクト。見てるだけでも楽しくなってきます。

車輪が大きければ同じだけペダルを回したら進距離が長いし、車輪が大きいことでちょっとした小石や根っこ等のギャップにも足を取られにくい。「旋回性能を損なわず、ギリギリホイールを大きくするなら29インチ！」という事実は、マウンテンバイクの『クロスカントリー競技(アップ＆ダウンありの長距離走)』においては29インチは定番のサイズである事を見れば明らかですね。

極太タイヤが標準装備されているので、砂や雪の上でも走行できる圧倒的な走破性がこの一輪車の魅力。タイヤのブロックパターンがあまりゴツゴツしてないので、空気圧を高めにしてやれば舗装路も気持ちよく走れます。

純正のタイヤでもあちこち気持ちよく走れるけど、走るシーンに特化して性能を追求するならホイールをもう1本用意するのもひとつのアイデアです。
細めのリムで組んだホイールを用意すれば、数あるMTB用のタイヤを使用する事が可能。ブロックタイヤからセミスリックまでパターンも様々なら、太さ＆細さもバリエーション豊富なので、走行するシチュエーションに合わせたタイヤ選びも楽しんでもらえます。

また、29インチに限らず、このフレームに『27.5インチ』や『26インチ』のホイールを取り付けて使用する事も可能なので、「長距離巡航用」と「飛んだり跳ねたりして遊ぶ用」でホイールを2セット用意しておくのも良いと思います。

硬めの7005アルミの採用しつつ、ネックからショルダー部分にかけては削り出しのブロック状の部材を使用する事で、剛性と軽量化の両立を追及したフレーム。

走行するシーンに合わせてクランクの長さを用意に変更できる「ダブルホール」というアイデアを採用。
走行中に少しずつお尻のポジションを変えて疲労を軽減したり、フラット・上り坂・下り坂でそれぞれに最適な体制をとれたりという自由度を高めるフラットデザインのサドル。

実用の中で思いついたアイデアをひとつずつカタチにしてきたKris Holmのノウハウがギッシリと詰まった一台です。