HOPEお得意の切削加工でゴリゴリと削り出されたステム。こちらはクランプ部分＝中央部分が35.0mmのハンドルバー用のモデルです。

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『AM＝All Mountain』と名前がついていますが、サイズが合うならストリートのバイクや、ファットバイク、シティクルーズ用のバイクに使ってもらえると思います。

こちらは35mm、「もうこれ以上は短くできない！」というサイズ。
大き目のバイクに小柄なライダーさんが乗る時や、「ブンブン振り回せる様にハンドル位置を極端に近くしたい！」という時のポジショニングに役立ちそうです。


強度・耐久性を考慮したゴツめのデザインですが、削れる部分はしっかりと削り込む事で可能な限りの軽量化に配慮。おかげで、手に取った瞬間「何じゃこりゃ？」と思う程に軽量に仕上がってます。


ハードなライディング時にかかるハンドルバーへの負担を軽減するため、ハンドルクランプ部分を幅広にデザイン。また、クランプ部分のエッジはきれいに面取り(角を落とす加工)を行ってハンドルバーへのダメージの低減に配慮。
(面取りなんてあたりまえのことだけど、無神経なメーカーも多々見受けられます。まぁ、組む段階でメカニックが加工すればよいだけなんですけどね。)

丁寧な削り出しで成型されているおかげで、ハンドルクランプ・ステムクランプ部分はかなりの高精度。無用に固定ボルトを締め付けることなく、適正トルクで確実な固定が出来るのでハンドル・フォークへの負担が少ないし、派手な転倒の時はステムが動いてプイっと横をむいたり、ハンドルバーが回転する事で衝撃を逃がし、周辺パーツの致命的なダメージを回避してくれます。
ステムそのものがライディングに与える影響は大きくないと思うけど、万一の大きな転倒時に周辺パーツが壊れない事。例えばレースの途中で走れ無くなったり、トレッキングの途中でバイクが壊れて立ち往生…なんてケースを予防できるという事。
これはステムの性能のひとつであり、この性能を考えるとかなり秀逸なパーツだと思います。